2010年01月28日
馬の尻尾で・・・
馬の尻尾で羊の腸(ガット)を擦る。
弦のほうはガットではなく、鋼線になったが、
弓のほうはまだ、馬のお世話になっている。
弓で擦るという作業は、見た目には簡単そう。
初心者のバイオリンの音をノコギリの目立てだ、
と笑っていただが、やってみると難しい。
下手をするとヒ~ンと馬のいななきのような変な音になる。
(馬に笑われるかも・・・・・)
”毛換え”といって、時々この尻尾の毛も張り替えねばならないそうだ。
先生は年に3回は張り替えているという。
そうしないとロンジン(松脂)をいくら塗っても、滑って音が出ないという。
これでまた、尻尾を切られる馬が増えることになる。
「風が吹くと・・桶屋が儲かる。」という経験則?がある。
これは三味線の増産に関わることだが、その伝で行くと、
「高齢社会になると・・・・さくら鍋が流行る。」とならないか?
暇人が増え、ボケ防止にバイオリン系の楽器教室が流行る。
そうすると、弓用に馬の尻尾への需要が高まり、尻尾のない馬が増える。
尻尾のない馬は生きる希望を失って・・・・、なんてことはないでしょうね。
2010年01月11日
俳句のリズム
今朝の読売新聞のコラムに、EU大統領(元ベルギー首相)が大の俳句好きで、
ベルギーの詩人が発起人となって、句集を出版しようという話しが載っていた。
俳句という日本の芸術が広まるのはいいことだ・・・とは思うのだが。
原語はオランダ語とのこと、言葉のリズムが5・7・5になるのだろうか?
日本語で作らなきゃダメ!とは言わないが・・・・
プッチーニのオペラは、やはり、イタリア語で歌わないとダメなのと同じような気がする。